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【オークマン 24年9月号】REAL VOICE

欲しい情報を欲しい人に届ける

共有在庫の精度の高さは大きな強み


株式会社ゴトウスバル


買い取りとオークション出品中心のビジネススタイルに、業販と小売りも加えて成長している株式会社ゴトウスバル。

昨年末から活用いただいている、オークネットの共有在庫について聞きました。


 

▼目次


 

1 . オークション出品に業販&小売りも加えて成長


代表取締役社長 後藤 稔さん

東海エリアを中心に中古車販売、買取事業を展開するゴトウスバル。そのルーツは、現社長である後藤稔さんの叔父が昭和30年代に創業したゴトウスバル自動車商会にまで遡ります。その後、後藤さんの父が事業の一部を承継して昭和45年に株式会社ゴトウスバル勝川店を設立。平成9年に株式会社ゴトウスバルへと社名変更し、平成17年に後藤さんが社長へ就任しました。

 就任してまず行ったのは事業の縮小でした。平成元年に車買取のアップル事業を立ち上げており、店舗数は38店舗にまで拡大。それを、思い切って13店舗にまで減らしたのです。

「前社長は、昭和63年に現在のCAAの前身である株式会社中部オートオークションの設立に関わっています。今や全国有数の規模を誇る中古車オークション会場として皆様に認知していただいていますが、設立当初はいろいろと苦労もあったのでしょう。CAAに多くの車を出品するためもあって、平成のはじめから弊社は買取店舗の拡大路線をとっていたんです。ただ、やはり不採算店舗もあり、それまでのビジネスモデルに限界を感じていたため、一旦は事業を縮小する方向に舵を切りました」

 その後、平成23年に後藤さんはさらに大きな一歩を踏み出します。車を買い取ってオークションに出品するだけではなく、各社の共有在庫サイトを利用した業販分野へと進出したのです。しかし、この決断には社員からの抵抗もあったのだとか。

「単純に仕事の工程が増えるわけですから、面倒ですよね。写真を撮るのも、車両情報を入力するのも自分たち。既に利益の出ている店舗がやりたがらないのは理解できたので、当時もっとも売り上げの悪かった店舗からはじめることに。すると、徐々にですが成約台数が増えて、着実に利益が上がるようになってきたんです。それを見た他店も次々と追随し、数年で業販は弊社の売り上げの大きな柱のひとつになりました。せっかく共有在庫に掲載するのだからと、小売業も展開することになり、今や21店舗にまで再拡大しています」


常に社員相互のコミュニケーションを深めることで、一体感を醸成。社員旅行もその取り組みの一環だ。国内外でリラックスできる時間を持つことが、仕事へのモチベーションにつながる

2 . 基幹システムと連携し 共有在庫を最大限活用


実はゴトウスバルとオークネットは、オークネットの創業時から長いお付き合いをさせていただいています。オークネットTVオークションの普及を通じて会員相互の親睦と利益向上を目的に設立された、オークネットマスターズ会の役員を務めていただいていたほどです。ところが、昨年までオークネットの共有在庫はご利用いただけていませんでした。そんな中、営業担当の片上さんより共有在庫への掲載を勧められた際、自社システムとのデータ連携を希望されました。

「当社では現在13ほどの小売り・業販サイトを利用しています。正直、これ以上増やすとスタッフの作業が増加して負担になると思っていたんです。ただ、うちは独自の基幹システムを採用していて、そこには在庫車両の写真やデータが既に登録されています。それをそのままオークネットの共有在庫と連携してくれるのなら、うちとしてもぜひ利用させてもらいたい。単純に販売チャンネルが増えるのはメリットでしかないですからね」

 後藤さんのこの提案に対して驚きのスピードでシステム連携が実現。オークネットの共有在庫をご利用いただくようになって約半年、成約率は期待以上で、社員の方々からも高い評価をいただいています。

「オークネットの共有在庫は、欲しい人に欲しい情報を届けるためのフォーマットとでも言うんでしょうか、そのピント合わせの精度が他社に比べて高いという印象。そこが成約率の高さにつながっているんでしょう。また、導入後も、全店舗に使い勝手に関する調査を実施し、その結果を運用に反映してくれている。そういった細かなサービスはオークネットさんならではですね。共有在庫は、弊社の運営に欠かせぬ存在になっています」


大切に保管されているオークネットマスターズ会やオークネットからの感謝状の数々。オークネットとのお付き合いの長さ、深さが感じられる

後藤さんはトライアスロンに参戦するアスリートの一面も。パワーあふれるリーダー


オークマン2024年9月号掲載記事


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