国内最大級のブランドオークションで
中古車販売に次ぐ経営の柱を構築
株式会社オークネット・コンシューマープロダクツ
オークネットが取り扱う商品は、四輪だけでなく二輪、花、デジタルプロダクトなど多岐にわたります。
特に最近注目されているのはブランド品。日本最大級を誇るブランド品オークションのプラットフォームを利用して、皆様も経営の多角化に乗り出してみませんか。
▼目次
1 . 世界規模で拡大しつつあるファッションリセール市場
バッグや時計、ジュエリーといった、ファッションアイテムを消費者から買い取り再販売するリセール市場が拡大を続けています。背景にあるのは、企業と消費者双方に定着したエコフレンドリーなマインドでしょう。環境に優しいモノづくりや消費行動が一般化し、中古品の循環がビジネスとしても十分に成り立つようになってきたのです。
オークネットではこうした動向にいち早く着目し、2008年にブランド品のBtoBインターネットオークションを立ち上げています。当時は、まだサステナビリティなどといった言葉も浸透していません。では、なぜオークネットは他社に先駆けてファッションリセール事業に乗り出したのでしょう。同社のグループ企業で、ファッションリセール事業を手掛ける株式会社オークネット・コンシューマープロダクツの代表取締役社長、齋藤康人さんは次のように語ります。
「当時は、中古ブランド品の流通は質屋さんの事業領域だったんです。質屋さんが質草を持ち寄って集まり、必要に応じて交換する交換会というのが頻繁に行われていました。これが、在庫交換の役割を果たしていたのですが、伝統的な手法が継続して行われていたため新規参入事業者の増加に伴い、段々と時代のニーズに合わなくなってきていたんです」
このころ、ものすごい勢いで街なかにブランド品の買い取り店が増えてきたのを覚えている方も多いでしょう。こうした企業にとって使いやすいプラットフォームを構築できれば、大きなビジネスになると考えたのです。
「目指したのは、誰でも簡単に参加でき、店にいながら応札可能で、匿名性が高いプラットフォーム。当初はインターネット上で高額商品を取り引きすることへの抵抗もありましたが、四輪で培っていたノウハウを駆使して、少しずつ利用者を増やしていきました。コロナ禍も成長の大きな契機となりましたね。対面での取り引きが難しい状況でしたので、取り扱い高は大きく伸びました」
2 . 四輪会員の経営強化に ブランド品販売が役に立つ
今や参加会員4600社、年間取扱高が500億円に迫ろうかというオークネットのファッションリセールマーケット。比較的短期間にここまでの規模まで成長できたのは、四輪のオークション事業で培ってきていた経験とノウハウが大いに役立ったと齋藤さんは言います。
「ファッションアイテムを扱う上で避けて通れないのが、真贋の判定や品質の評価です。この点でお客様から信頼を得られないと、多くの商品を預けていただけません。弊社では、習志野にある倉庫に出品商品が毎週2万点も集まってきます。それらの真贋を人の目で見極め、グレーディングして出品用の写真を撮影するのですが、この一連の作業には四輪のAISで蓄積してきた知見を活用しています。この点は、新規参入してくる同業他社はなかなか真似できない部分です」
また、ここ数年はM&Aによる競争力の強化にも積極的です。2020年にはエルメス等高額商材を主に取り扱うギャラリーレア、2024年には「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードと、酒の買い取り販売等を行うJOYLABO2社の全株式を取得し、子会社化しました。
「中長期的にさらなる発展を遂げるためには、一般消費者との接点を直接強化することは欠かせません。ただし、我々はあくまでも純粋なプラットフォーマー。一般消費者から仕入れた商品をワンストップで一般消費者に販売するビジネスモデルを構築しようとしているのではなく、常にフレッシュな商品でオークション市場を盛り上げるのがM&Aの狙いなんです」
四輪の会員であれば、すぐにでも会員登録が可能。ブランド品についての知識がなくても、過去の相場を見られるデータバンクを活用できますし、何より四輪と同様に営業スタッフが丁寧にサポートします。
「ブランド品も販売することで事業を多角化することは、きっと御社の経営の強化にもつながるはず。ぜひ一度ブランドオークションをご利用ください」
オークマン2024年11月号掲載記事